シャーシ▼
TYPE系
ゼロ
S1
SFM
TZ
TZ-X
SX
VS
MS
工具▼
基本
あると便利

 主流セッティング

今の主流のセッティング、よく使われるパーツはこんな感じ。
当然だけど鵜呑みは良くないです。百聞は一見にしかず、なぜこのパーツがいいのかと勧められたり疑問を持ったらまずは使ってみましょう。
詳しくは各項目を参照だ!


・モーター
旧シャーシの場合


チューン系ならバランスのいいアトミックチューンが堅実。
バランスタイプって器用貧乏じゃないの?と思うでしょうが、アトミックはレブ、トルク両方の特性を贅沢に受け継いでいます。
どんなコースでもスマートに順応できるので、買って使わずじまいになるということはないでしょう。
バランスタイプということもあり、非公式大会でモーター制限、支給がされる場合は大抵アトミックだったり。

ダッシュ系は現3種類が公式で使用が認められています。
ハイパーダッシュ2は、ダッシュモーター系の中でも性能は控えめですが(スプリント=パワー>HD2)
バランスのよさと扱いやすさが定評を受けています。
スプリントダッシュはその高回転から小径マシンに、パワーダッシュはトルクの高さを生かして大径マシンによく使われます。
大体どのモーターも万遍無く使われてますが、HD2でも制御は中々に苦労します。
まずはチューン系モーターでしっかりと知識と技術を蓄えましょう。



MSシャーシの場合


ミニ四駆proの場合扱いやすい銅ブラシが採用されているトルクproがよく使われています。
レブとアトミックは色々と癖のあるカーボンブラシが使われていたり、マシンを両軸モーターで回すという性質上
トルクが不足しがちになってしまうため凡庸性という意味ではあまり使われません(トルクproは片軸アトミックのような位置づけですね)

ただし、価格改定後(値段は360円で、タグが新しいのになってるもの)販売されているアトミックproは性能が向上し、
かなり使いやすくなっています。トルクproと違いやはりカーボンブラシではあるものの、選択の幅は広がったのではないでしょうか。

pro系唯一のダッシュ系であるハイパーダッシュPROは、MSシャーシの駆動の良さから抜群のスピードを誇ります。
ただし扱いづらささも片軸ハイパーダッシュより上。
やっぱり最初はチューン系モーターで頑張ってみましょう。



・ギア
超速ギアが主流です。
(一部のシャーシは対応した超速ギアがありません。その場合、できる限り低いギアレートの物が使われます)
MSはMS用超速
TZ(TZ-X)、X、VSはX用超速(青カウンターと黄色スパー)
SFMは軽量超速(灰色)
S1とTYPE5は超速(黄土色)

ギヤはそれぞれそのシャーシ専用のものを使いましょう。大会では弾かれてしまうこともあります。
正直車検も人間がやるので、その時々によってダメだったりOKだったりするのですが・・・まぁそれはまた別の話。



・軸受け
最初はキット付属のハトメか丸穴ボールベアリング、AOパーツのメタル軸受けで十分です。
ミニ四駆にかなり慣れてきた人や上級者は回転性能と精度が最高峰の620ベアリング(AOパーツ)を使うのですが、
620はその性能をフルに引き出すために、ホイール貫通や脱脂、クリアランス調整、シャフト選別など色々と面倒な作業が必要になります。



・ホイール
ホイールは色々ありますが、キット付属のものでも十分です。
ワンウェイホイールやステアリングシステムなどギミックが盛り込まれてるタイヤは
マシンを速くするというより安定化を図るためのものになるので、特別必要なアイテムというわけではありません。
(タミヤ側もスムーズなコーナリングとは言っていても、速くなるとは言ってないというなんとも絶妙な・・・)



・タイヤ
ホイール同様、基本はキット付属のもので十分です。
スポンジタイヤは軽いですが、抜けやすかったり走行中膨らんで抵抗になるなど扱いが難しいことを頭に入れておきましょう。
ハードスリックやソフトスリックなども優秀なパーツですが、
考えなしにつけると走行タイムが落ちたり、コースアウトしやすくなってしまうので気をつけましょう。
逆に言うと考えなしにつけてもそれなりの力を発揮できるキット付属タイヤは意外と凄い。



・ローラー
現在は抵抗が大きすぎるという理由でゴムリング付きローラーは殆ど使われず、接触面がプラや金属の物が主流です。
※ゴムリング付きアルミローラーをゴムリング付けず直にコースに当てる使う事はコースを傷つける改造と見なされます。
ローラーセッティングはたからばこセッティングと呼ばれる前2、後ろ4という非常に安定しやすい形が発見され、よく使われています。
フェンスに当たりづらいサイド部分は、基本的にローラーやポールは不必要です。
ユーザー達のそういう考えの浸透からか、MSシャーシはサイドガードがないどころか、装着部分すらありません。
ただし、使わないからと言ってサイドガードを切り取ってしまうとシャーシの剛性が失われ歪みやすくなり、遅くなってしまいます。
代わりにFRPを貼りつけるといったことでないならば、そのままにしておくのがいいでしょう。



・ローラーマウント
前も後ろもFRPをつけてローラーを装着するのが主流。
マシンバンパーには想像以上に負荷がかかるので、FRPによる補強は大体どのシャーシでも必須です。
またFRPはローラー幅やローラーベースを拡張、変更できることも強みです。
この辺の詳しい話はローラーベースを参照してください。

ブーム時に出たスライドダンパーや可変ダウンスラストは強度が低い上、減速しすぎるため敬遠されがちです。
最近出たスライワイドステーなんかはそれなりに使えますが、基本ギミック系パーツはどれも減速させて安定させるのが狙いなので
ほかの部分で安定化を計れるならFRPのほうが堅実です。



昔やってた人だと、当時とのギャップに戸惑われると思います。
昔使われてたけど今は使われてないパーツとかは夢パーツと呼ばれていたり、
今はユーザー達の長年による研究と検証で、良くも悪くも合理化が進んでます。
それでも上級者は夢パーツを駆使して速いマシン組んじゃいますし、ミニ四駆は速さや合理化が全てではありません。 要は愛情とレースを楽しむ心。ここは今も昔も変わらないです。自分の目指す道を、楽しく極めていきましょう。